【レポート】臨床美術学会 第16回大会開催!基調講演に安藤優子氏
2025年12月12日
11月22日(土)・23日(日)、東京藝術大学 上野キャンパスを会場に、臨床美術学会第16回大会が開催されました。
昨年に引き続き対面・オンラインのハイブリッド形式で実施し、200名を超える参加がありました。

大会初日の基調講演には、キャスター/ジャーナリストの安藤優子さんをお迎えし、認知症の母の介護を通して感じた臨床美術の可能性と魅力について講演いただきました。
母みどりさんの臨床美術作品や制作風景の動画を交えながらの実感のこもったお話に、涙する参加者の姿も見られました。
また、会場にはセッションを担当した臨床美術士もいらっしゃり、当時の様子を安藤さんとともに振り返ってお話しいただきました。
質疑応答では、同じように家族の介護をしている方々から、共感の声や「励まされた」という声が多く聞かれました。



続くシンポジウムでは、大会テーマである「臨床美術が拓く個の魅力とソーシャルインクルージョン」について、岡田猛氏(東京大学大学院教育学研究科名誉教授)、和田明人氏(東京家政大学教授)、高橋文子氏(TOPPAN芸造研講師/臨床美術士)による多角的なプレゼンテーションとディスカッションが行われました。


プログラム終了後は藝大の学食にて懇親会が開催されました。
理事や登壇ゲストを交え、皆さん情報交換や交流を楽しまれ、最後は笑顔で記念撮影しました。


2日目は研究発表(ポスターセッション)と自主シンポジウム。
研究発表では、中国・上海からの参加や大学生を含んだグループもあり、臨床美術を用いた更生支援や海洋教育プログラム、AIと臨床美術など、幅広いテーマが並びました。



大会最後のプログラムとなる自主シンポジウムでは「不登校支援」がテーマに。
不登校の子どもを持つ親や、支援に携わる臨床美術士から、現状の共有や取組みについての発表、問題提起がされました。
埼玉県川口市市議会議員の藤田貢氏からは、行政と協働する必要性について語られ、家族・学校・地域・行政など様々な立場からの支援について考える機会となりました。


参加者からは
「ここでしか聞けない話が聞けて貴重な機会だった」
「参加している方の熱量が高く、刺激を受けた。自分も頑張ろうと思った」
「全国の臨床美術士が年に一度集まる機会なので、顔を合わせられて嬉しかった」
「初めて参加したが、知り合いができたり、他の方の活動状況を聞けたりして良かった」
「都合に合わせてオンラインでも参加できるのが良かった」
といった声が寄せられました。