芸術造形研究所

体験者の声

体験談1

『プロの本格的な指導のおかげで、絵を描くのを楽しむようになった母』

「びっくりしましたね。初めて訪れた時、臨床美術士の方から『お化粧してきてください。服装もおしゃれにね。』と言われたのです。それまで見学していた他の施設では、幼稚園児に教えるような感じで、汚れてもいい服装を指示されていましたから。実は最初、母は『絵はあまり好きではないから』と乗り気ではなかったのです。でも次第に通うのを楽しみにするようになりました。それは私がしてあげるお化粧やおしゃれを楽しんでいたのと同時に、プロのアーティストの方々が講師になって、一人前の人間として本格的に指導してくれたからだと思います。 認知症の母もそれがよくわかるから、楽しいに違いありません。」

(ご家族談)

体験談2

美術といえば写生だと思っていましたが、臨床美術は自分がどのように感じるか、それをどのように表現するかが中心です。初めての経験で戸惑いましたが、講師の先生やお仲間と制作を進めるうちに、感じて、考えて、表現することがどんどん楽しく、頭を使うことが好きになってきたのです。この年齢になってこんな喜びと出会えるとは思っていませんでした。制作を重ねることで自信を回復し、仲間も出来て、日々の生活にも積極的になった気がします。

(ご本人談)

体験談3

絵を描くことがリハビリになるのかと半信半疑でしたが、臨床美術は普通の絵画教室とは全く異なるアプローチで、制作が進むにつれて本人の表情がいきいきとしてくるのが見て取れました。家族も離れた席で同時に制作するので、家でも作品を見ながら一緒に話ができるし、孫も寄ってきて、家族の会話が増えました。お気に入りの作品を額に入れて飾ったりして、口では「苦手」と言いながらも毎回楽しみにしているのがわかります。脳の活性はもちろんですが、一家の生活が明るくなったことが思いがけない喜びです。ファミリーサポーターを中心に、同じ悩みを抱える家族同士で話せる時間があることも気持ちの安定につながっています。

(ご家族談)